2013年07月30日

MAKOTOLAWジャカルタ出張所 便りNo.9「ラマダンとレバラン」

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※「MAKOTOLAWジャカルタ出張所便り」とは、MAKOTOLAWの一員である池田彩(弁護士。但し、海外留学中のため、現在は登録を一時抹消中)が、月に1回ジャカルタのレポートをお届けする連載です。池田の帰国につき、今号が最終回です。
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皆さま、こんにちは。池田@ジャカルタです。
MAKOTOLAWジャカルタ出張所便り、最終回の今回は、インドネシア最大の宗教行事ラマダン、そして、レバランについて書こうと思います。

ラマダン(Ramadhan)とは、イスラム暦の第9月の意で、この月の間、イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行います。

ラマダンが終わるイスラム暦第10月の1日目と2日目がレバラン(Lebaran、Idul Fitriともいいます)です。レバランは断食明けの大祭とも呼ばれ、多くのイスラム教徒は、日本のお盆のように、故郷に帰ります。故郷で彼らは親戚や友人を訪問し、その一年間に犯した罪の許しを請い合います。また、日本の年賀状のように、レバランカードを送り合う習慣もあります。

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レバランカードは様々

ラマダンの開始の日・終わりの日はイスラム暦に拠り、太陽暦上毎年11日位ずつ日にちが早まります。今年のラマダンは7月10日に始まり、8月8日まで続きます。

ラマダン中、イスラム教徒は、日の出前に起き出して食事を済ませ、日の出から日没までの間は一切の飲食(喫煙も)を断ち、日没後にBuka Puasaといって、一日の断食明けの食事をします。
食べ物を断つのも辛そうですが、何よりこの暑い国で飲み物を断つのは辛いのでは、と友人に尋ねたところ、食べ物・飲み物より、日の出前に起きて食事をするため、その後再度寝たとしても眠りが浅く、眠気のほうが辛いと教えてくれました。
ラマダン期間中もビジネスは通常通り行うものとされていますが、能率が落ちることは避けられないようです。断食を行うイスラム教徒に配慮し、営業時間を1時間程度早める会社も多くあります。
(なお、病人や高齢者、妊婦、旅行中の人などは断食を行わなくてもよいものとされています。)

断食は、他人の苦痛を理解し、また、社会の連帯感を高める機会とのこと。
ラマダンの期間中は、持てる人から貧しい人への喜捨も盛んに行われます。

私のような外国人や、インドネシア人でもイスラム教徒でない人は、断食をする必要は当然ありませんが、断食中のイスラム教徒の面前での飲食や喫煙は控えるのが礼儀とされています。
ジャカルタ市街地の飲食店は、断食期間中も通常通り営業しているところが多いのですが、カーテンやブラインドで目隠しをして、外から飲食をしている場面が見えないようにしている店が大半です。

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目隠しをしているカフェ

ラマダン、そして断食を実践しているイスラム教徒を身近に見ることができたことは、私にとって大変貴重な経験になりました。


以上、去年10月からお送りしてきたMAKOTOLAWジャカルタ出張所便りも、これで最後です。
インドネシアでビジネスや生活をするにあたっては、この国の文化への理解が不可欠だと考えます。つたない記事ではありますが、私のレポートが少しでも皆様のお役に立てていれば幸いです。
10ヵ月間お付き合いくださり、ありがとうございました。

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ジャカルタの代表的観光地独立記念塔

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ジャカルタ近郊の観光地、Pulau Seribu, Pulau Tidungの景色
posted by MAKOTOLAW at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャカルタ出張所
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